2012年02月23日

迷惑な気休め


母ケイコさんの診察日


病院からの帰り道に母ケイコさんを連れ、母ケイコさん友人カワグチさん宅アポ無し訪問。

家に上がり込むつもりはないですし、食事時でもないのでアポなしでも許してもらいましょう。

幸いカワグチさんは在宅中でお目にかかることが出来ました。

カワグチさんの顔を見るなり、

まだまだ変幻自在に演じることができる女優でもある母ケイコさんですから

涙を流しながら、

「びょ、う・・・、い、んに、つ、れ、て、い、か・・・、れ、て〜〜。ヒック、ヒック」

と、お得意の同情してもらおう作戦の開始です。

他人には今現在も平気でガンガン言うくせに、

自分は同情してもらおうという気持ちも強い発達障害母ケイコさん。

その母ケイコさんに対してカワグチさんは・・・・。


「大丈夫! あなたはどこもおかしくないのよ」

「あなたはしっかりしているの!」

「あなたは認知症なんかじゃないのよ」

「あの人たち(おそらく町内会のトラブル相手のこと)に酷いことを言われてちょっと落ち込んでいるだけなの」

「大丈夫、大丈夫。全然おかしくない!」


・・・・・・・・・。

なるほどそうですか。

やはりカワグチさんは母ケイコさんが言っていた通り、

認知症の人に向かって一番言ってはいけない言葉、

「あなたはしっかしりしている」

と言ってしまう方でした。

それどころか、「認知症なんかじゃない」とまで言ってくれる、言い切ってくれる困ったさん。

あなたは医者ですか?という感じです。

母ケイコさんを慰めようとするお気持ちは判りますが、

繰り返し「あなたはおかしくない」「しっかりしている」「認知症なんかじゃない」とおっしゃるので、

母ケイコさんは認知症と診断されていることや

介護認定もされ「要介護1」と判定されているのですと説明すると、

「嘘っ!」

「嘘でしょ!」

「そんなことない!」

「そんなことないのよ!」

「お母さんはしっかりしているのよ!」

「どこもおかしくない!」

とカワグチさん。



・・・・・・・・・・・。

これだもの、

母ケイコさんも自分が普通ではないと判ってはいても自分はしっかりしていると思い込みたくなるわけです。

一応、母ケイコさんはアルツハイマーなんですとカワグチさんにさらに説明。

ですが、

まだこう言ってきます。

「え〜、そうなの?」

「でも、おかしくないのよ」

「しっかりしているのよ」


ここにもまたお一人、聞く耳持たずな方がいらっしゃるようで・・・・。


気休めの言葉を掛けてくれるのでしたら、

「頑張れ」

「しっかりしている」ではなく「しっかり」

あたりの言葉にしてくれると助かります。




認知症の人に言ってはいけないこと

認知症の人に「あなたはしっかりしている」と言ってはいけません。

いい加減な慰めは、家族にとって大迷惑以外の何ものでもありません。

認知症の人に「あなたはしっかりしている」とは決して言わないでください。

認知症の人に言ってはいけない言葉の一つ、

それは「あなたはしっかりしている」です。





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posted by keikosan at 09:55 | 介護日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする